dead_cherry_______21 april 2012, machida

About

制作ノートや批評、それにエッセイなどをブログ形式で、自身のサイト"T_Sasatani Photographs WEB"の一コンテンツとして組み込みたいと考え、試行錯誤しつつ準備を進めています。
むろん他愛もない日記をUPしようというのではない。これまで<写真>について書いたものや自身の写真に関して書かれたものをデジタルアーカイブするとともに、折に触れ、<写真>とその周縁をめぐり考えたり感じたりしたことを記していこうとおもったのだった。とはいえ、訳の分からないアルファベットや数字を組み合わせたペンネームが垂れ流すブログ文化を好ましく思わないので、ここではインタラクティブ性を意図的に排除した。もっとも、双方向のコミュニケーションを遮断したいのではなく、実名(それと分かるペンネームも含め)からのコンタクトはむしろ望むところであり、シリアスな写真集のような構造としたい"T_Sasatani Photographs WEB"内のカジュアルで開かれた1ページ。そうしたものとして構想している。しばらくはベータ版となります。

20091216

Silent Night展を終えて












ギャルリーソレイユの企画展『スクエア25_3rd』(11.30-12.5/東京・京橋)に参加した。今回のキュレーターである友人の画家・夏野夛永さんからのオファーで、テーマは"Silent Night"。ダークなイメージが欲しいのだという。フォーマットは25cm角のアクリルフレーム3点以内。曖昧で緩やかなテーマ設定と限定されたフレーム、面白いと思った。しかし絵画主体で、彼女いがい出品作家の人と作品を誰も知らないので戸惑いがあったのだが、オーナーの渋井さんの人柄のせいかなにかアットホーム(僕には不似合いな言葉だが)な雰囲気で、とてもいい経験となった。
おもいがけず、今年はこうした絵画など現代美術主体の企画展への参加が続いた。もうひとつは、かつて個展(mirror/sky/window-構想中のプランをめぐるいくつかの試み-/1989)でお世話になった現代HEIGHTSギャラリー(東京・下北沢)での"A trase of 10 years in Gallery Den"展。これまで写真のグループ展には数多く参加し自身でも企画してきたが、ジャンルの異なる作家たちとひとつの場を共有するというのは”ミニ・プリント展[新しい版の表現]”(高円寺画廊・1991)以来となった。これまで2回参加した世田谷美術館での”STRATO FOTOGRAFICO_写真の地層展” を含め、限られたスペース・限られた点数での出品は、自身の考えている事、やりたい事を試すいい機会だと考えている。机上や頭の中で考えているのと実際に壁面に展示するのとでは大きなズレがあるからだ。それになにより他ジャンルの作家たちとの交流は刺激になり魅力だ。
さて、来年はこうした企画展のオファーがはたしてあるだろうか?